2013年8月30日金曜日

『カザルスと国際政治』


久しぶりの更新です。
8月は「本と旅」展やお盆などでバタバタでした。

8月に刊行になった細田晴子=著『カザルスと国際政治 カタルーニャの大地から世界へ』(吉田書店)です。
カザルスは有名なチェリストですが、音楽のことだけではなく彼が生きた国際社会との関わりとともに生涯を描いたものです。

カバー写真は古い新聞からのもの。国連の会議の場で演奏したところで、後にマークが見えます。弓を受け渡しているのは奥さんです。
写真のクオリティが今ひとつだったのですが、濃紺に色を付けそのまま使いました。
本人とチェロと奥さんと国連マーク…というワンショットは貴重です。

1色の写真がメインだと地味になるので、カザルスの故郷のカタルーニャのカラーである黄色と赤を使ってデザインしました。
カタルーニャは独立性の強いところで、カザルスもスペインの独裁政権に反発しながら生きた人なので、カタルーニャらしさを強調するのがいいと思ったのです。


背はこんな感じ。


カタルーニャはこのへんです。色のついたあたり。



カバー:アヴィオン/ハイホワイト *マットPP加工
表 紙:エコジャパンR/りんどう
別丁扉:エコジャパンR/ゆき
見返し:アトモス/ホワイト
オ ビ:コート紙