2015年3月11日水曜日

『「グローバル人材」再考』



こちらの書籍は西山教行・平畑奈美=編著『「グローバル人材」再考』(くろしお出版)

グローバル人材にカギカッコがつけられていたり、再考とあるように
単純に海外で活躍するグローバルな人材について語られる本ではなく
日本語とのかかわりからとらえようというものです。

「グローバル」だからといって地球イメージじゃなく、
パンフレットみたいなカバーにしたくない…
むしろかっこ良かったり、硬派なイメージの方がいい、
でも重厚すぎるのは合わない…
と詳細なオーダー。

と思っていると、担当編集者がこんな写真もいいと
私が作ったカレンダーの写真を取り上げました。
(毎年自分の撮った写真でカレンダーを作り、知り合いや関係者にさしあげているのです)
空の広がりと奥行き感があるしビルのモチーフもシャープで、これもいいような気がしてきました。
ならばいっそのこのまま使っても?
権利関係もクリアだし。
(建築物に著作権はありません)

というか、なんといっても、自分の写真を
装丁に使用できるのは単純に嬉しい。
こういうことは初めてです。


カレンダーはこんな感じでした。


装丁ではトリミングしてしまいましたが、遠くに見える給水タンク。
今度はどこかで給水タンクの写真を使えれば…
ないか、そんなの。

カバー:ヴァンヌーボVG/スノーホワイト
表 紙:アヴィオン/ナチュラル
オ ビ:NTストライプ/しろねず
見返し:やよいカラー/ねずみ


2015年3月9日月曜日

『カルテ用語辞典 第5版(ポケット版)』


こちらは大井静雄=編集『カルテ用語辞典 第5版(ポケット版)』(照林社)

2006年刊行の第4版が改訂になり装丁を担当しました。
イメージを引き継ぎつつ、でも変化はつけたい…
というオーダー。
第4版はこんなかんじ→第4版

今回は私が担当することになり、かなり変化をつけたものから
あまり大きく変わらないものまで、いくつか提案しました。
採用されたのは、タイトル部分はほとんど前版を残し
イラスト部分をかなり変えたもの。
イラストはフリーのクリップアートをもとに調整して作成しました。

カバーを外した表紙にはPPコートがかけられています。
表紙は通常1色のことが多いのですが、
DIC429(グレー)+DIC57(イエロー)の2色。
この色使いは自分でもけっこう気に入っています。


2015年3月7日土曜日

『知らずに他人を傷つける人たち』


こちらは香山リカ=著『知らずに他人を傷つける人たち』(KKベストセラーズ)
2007年の新書が文庫版になり、装丁を担当しています。
新書は「モラル・ハラスメント」ということばが使われ出したころの刊行だったそうです。


「傷つく」というイメージから、ささくれたラインを。
サブタイトルまで入れるとかなり文字数が多いので
文字色で切り替えてメリハリをつけています。
決して軽くはないテーマですが
重く・どぎつくならないように色使いに注意しました。





2015年3月3日火曜日

『実家の片づけ 活かし方』


『実家の片づけ 活かし方』(日経BP社)
(日経ホームビルダー =編/千葉利宏 谷内信彦 村島正彦 桑原豊=著)
の装丁を担当しました。

出版社からこのように紹介されています。

「実家を受け継いでも使い道がなくて――。40歳代~60歳代には、そんな悩みを抱えている人が、たくさんいるのではないでしょうか。

田舎に帰省するのは盆と正月の年2回、
就職や就学で都会に出てきて、分譲マンションも買ってしまったし、
配偶者や子どもは実家のある地域とのつながりが希薄
という人であれば、なおさらです。
すっかり実家との距離ができてしまった人のために、
実家の活用を俯瞰的にとらえた書籍「実家の片づけ 活かし方」
を発行しました。 」


実は私も身につまされるテーマなのです。
そして担当編集者の方もそうでした。
同年代の地方出身者にはそういう人が多そうです。


2015年の相続税の改正もあるのか、「実家の片付け」の本というのは、けっこう出ています。
本書の装丁は明るく実用的な雰囲気に仕上げました。
タイトルはくっきり目に入るようにして、家の形のアイコンでアクセントつけています。

2015年3月1日日曜日

『英語教育の素朴な疑問』


こちらは昨年刊行された
柴田美紀・横田秀樹=著『英語教育の素朴な疑問』(くろしお出版)

英語教育に関わる人のための本です。
専門的な本ですが、あまりそれらしくなく、どちらかというと明るい感じで
という注文でした。

明るいスカイブルーを基調にイエローと黒の、特色3色でつくりました。
カバー、オビ両方を同じ色にして一緒に印刷しています。

スカイブルーにイエローと白の文字だと
表1はタイトルが大きいので読めますが、背がちょっと心配だったので、
背だけスミ文字にしたものと2パターン色校を出して、こちらに決定。


用紙はとくに凝らずにベーシックなものでしたが、
見返しをイエローにして、さらに明るい感じにしました。


渋谷の丸善ジュンク堂書店で面出しされているのを発見しました。






2015年1月21日水曜日

『よくわかる中小企業の継ぎ方、売り方、たたみ方』


昨年の後半からすっかり間があいてしまいました。
今年もぼちぼち作品をアップしていきます。

こちらは今年1月に刊行になったばかりの
松村正哲=編著・髙野総合会計事務所=著・荒井邦彦=著

中小企業をたたむときのための実務書です。
弁護士や税理士の方が専門知識をもとに指南していきます。

会社をたたむというと寂しいイメージがありますが
オビにもある通り「ハッピーリアタイアメント」をめざすものなので
沈んだトーンにならないようにということでした。


ならばいっそ明るめにしようということで
カバーイラストをタカセマサヒロさんに依頼しました。

結果、暗さゼロのさわやかな装丁ができあがりました。
どうですか、この湿り気のなさ。


見返しを明るいブルーにして、ブルー×ホワイトでまとめました。


四六判並製
カバー:ミルトGAスピリット/スノーホワイト *グロスPP
表 紙:気包紙U-FS/ディープラフ
別丁扉:NTラシャ/白
見返し:NTラシャ/るり
オ ビ:コート紙



2014年7月28日月曜日

「本と珈琲」


更新がだいぶ開いてしまいました。
今回お知らせする「本と珈琲」展の準備もありまして。

「本と珈琲」は
6人のブックデザイナーによる珈琲の本の装丁展です
珈琲を楽しむための本を集めた《書店》サイドと
珈琲とともに本を味わってもらえる《喫茶》サイドの
2カ所で開催いたします

昨年開催した「本と旅」展から、今回はコーヒーをテーマに変えて
8月1日より装丁展を行います。
昨年までの会場オーパ・ギャラリーにくわえて
今回は渋谷の「ウィリアム モリス」でも開催いたします。

詳細はこちらへ→本と珈琲
フェイスブックページもあります→本と珈琲フェイスブックページ

みなさま、どうぞお越し下さい!

***
8月10日追記

「本と珈琲<書店>」はおかげさまで無事終了いたしました。
ありがとうございました。

8月19日追記
「本と珈琲<喫茶>」は19日より再開いたしました。
28日(木)まで。24日(日)、25日(月)お休みです。

ウィリアム モリス 珈琲&ギャラリー
東京都渋谷区渋谷1-6-4 The Neat青山2F
TEL.03-5466-3717