2013年2月13日水曜日

『日本政治史の新地平』



1月に刊行になった坂本一登・五百旗頭薫=編著 『日本政治史の新地平』(吉田書店)です。
装丁を担当しました。

A5判上製/600ページ超というボリューミーな本ですが
「新地平」というタイトルイメージに合わせて軽やかなデザインを目指しました。


「政治史の復権をめざして」というオビのことばに対応するように
タイトルは堂々とした文字使いにしつつも、重々しい雰囲気にはしなくなかったので
風通しのいい細めのフォントに。
筑紫明朝RBで、少しだけ太らせています。
文字色もスミではなくエンジにしました。

中央の絵は、錦絵の中の旧国会議事堂です。

束幅35mmほど。
これだけ厚いと、16名分の著者名も背に入っちゃいます。
表4の写真は、著者撮影の現在の国会議事堂。
遠くにちょっと見えてます。



カバー:MTA+FS
表 紙:タッセルGA/ナチュラル
別丁扉:エコジャパンR/ゆき
見返し:ビオトープGA-FS/ワインレット
オ ビ:エコジャパンR/ゆき

2013年2月10日日曜日

『サウンドプログラミング入門』



ごぶさたしました。
1月は全く更新できず間があいてしまいました。

最近の装丁作品から。
こちらは2月1日に刊行の
コンピュータを使って音を作り出すテクニックを、実際に動作するプログラムで学びたい方向けの本です。
大学テキストとして使用されることもあるそうで、堅すぎず・柔らかすぎずという装丁のオーダーでした。

カバーは音の波形をイメージした図形で構成しました。
だいぶ以前にシンセサイザーを使っていたこともあるので
「サイン波」とか「ノコギリ波」とか「エンベロープ」とかいう単語に
覚えはあったのですが、プログラムとなるとチンプンカンプンなので
あくまでおおざっぱなイメージですが。

安いシンセはつまみがあるだけで、波形を見るところはなかったな昔は…