下館和巳=著『ハムレット、東北に立つ 東北弁シェイクスピア劇団の冒険』(国書刊行会)
こちらは装丁と本文フォーマットを担当した書籍。
シェイクスピア劇を東北弁で演じる劇団「シェイクスピア・カンパニー」の
成り立ちから日本各地での公演、本場イギリスへの挑戦、
そして東日本大震災の被災地をめぐる旅のことなどを綴った本です。
オビの
「すっか、すねがだ、なじょすっぺ」というのは
「生きるべきか、死ぬべきか、それが問題だ」というハムレットのフレーズを
東北弁にしたもの。
東北人として言わせてもらうと
「なすべきか、なさざるべきか〜」の方が近いと思いますけど。
「なじょすっぺ」は「どうしようか」というニュアンスですね。
シェイクスピアの肖像は要るだろうということで
似顔絵に定評のある鈴木勇介さんにお願いしました。
日本酒に「沙翁」と入れたのは鈴木さんのアイデアです。
カバー用紙はエンボスの利いたサガンGA。
保護のためマットPP加工をしていますが、風合いは残っています。
・カバー:サガンGA/プラチナホワイト
・オ ビ:サガンGA/プラチナホワイト
・表 紙:気包紙U/ディープラフ
・見返し:エコジャパンR/もも
・別丁扉:TS-8/Y-6(うすクリーム)