竹永絵里個展「あの人に贈るハンカチ展」に行きました。
竹永さんとは、ボールペン手帳イラストの本で一緒にお仕事をしましたが、はじめて会ったのは今回展示しているオーパ・ギャラリー。
3年前私は「本と旅」という展示を企画していて
ちょうどそのころにオーパ・ギャラリーに行ったとき、
旅の絵の展示をしていたのが竹永さんでした。
竹永さんの絵は、奇をてらうところがない素直な作風で
上から目線でもなく下から目線でもない
フラットに正面から届けられるような絵です。
その作品に新鮮な気持ちになり
「本と旅」の絵を依頼したのが最初でした。
その時に描いてもらった世界の衣装は、翌年の竹永さんの展示のテーマとなりました。
オーパ・ギャラリーでの3年目となる今年の展示のテーマは「ハンカチ」です。
それも自分がハンカチを贈りたい人を設定した、ちょっと変わったテーマになっています。
贈る相手も、パン屋をしている友人や亡くなったおじいさま、ファンであるPerfumeなど、身近な人から憧れの人など多彩です。
この1年のあいだに竹永さんの名前で本が3冊出ました。
スゴイことです。人気作家並みですね。
なんだかスルスルと駆け上がった感じですが(というかまだ途中だと思いますが)、彼女の実力とセンスと努力の賜物なのはいうまでもあるません。
今回の展示も、ただイラストを展示するのではなく、「自分のイラストの使い方」を展示するということをしています。
一見、ただハンカチにプリントしただけのように見えますが、「日々使うハンカチにして、あの人に贈りたい」と自分の絵の使い方まで考えていることがわかります。
余談ですが、私もイラストを額に入れて飾るのではなく、シャツとして所有して日々使ったらどうだろうと考え、知り合いにシャツに手描きイラストを描いてもらったりしています。なので、今回の竹永さんの展示には、とても共感を覚えました。
これからの活躍がとても楽しみです!
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