2015年9月6日日曜日

『ビールがおいしくなる話』


「Re:女生徒展」など展示会の話題ばかりだったので、そろそろ装丁のこともアップします。

こちらは7月に刊行になった
橋本直樹=著『ビールがおいしくなる話』(ウェッジ)です。
カバーや外回りと、中面のデザインも担当しました。

キリンビールで工場長などを勤めた著者による、ビールのトピックを紹介した本です。 
ひとつひとつが短くまとめられていて、読みやすくなっています。
東京から大阪に出張するときに東京駅で買って、新幹線内でビールとともに気になるところをパラパラ読むうち到着…なんていうにシチュエーションにぴったりです。
実際に東京駅のキヨスクに置いてあります。

イラストは門川洋子さん。
グラスビールとホップを描いてもらいました。
グラスは思わず飲みたくなるような、おいしそうなテイストで。
グリーンのホップが利いていてますね。

蘊蓄本らしさもほしいので、黒いオビで締めました。
遠目にはわかりにくいのですが、グラスについたしずくのような風合いで、まさに「GAしずく」という名前の用紙です。
なかなか強烈な柄で個性が強く、私の仕事ではあまり出番がなかったのですがこの場面ではピッタリでした。


オビのレイアウトも、「、」で終わっていたり
余白を多めにとっていたり(この場合は余黒?)
編集者さんのアイデアでユニークな仕上がりに。

章扉では、ビールグラスをあしらいました。
章が進むごとにだんだん減っていくという…


最後はあとがきで、グラスは空っぽに。

ハシラにも応用しています。


カバー:エアラス/スーパーホワイト *グロスニス加工
オ ビ:GAしずく/スノーホワイト
表 紙:エコジャパンR/ゆき
別丁扉:アラベール/ナチュラル
本 文:OKミルクリーム・ハニー/四六判Y目62kg

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