2017年10月18日水曜日
『国際化時代の日本語を考える』
マーシャル・J・アンガー、茅島 篤、高取 由紀=編『国際化時代の日本語を考える 二表記社会への展望』(くろしお出版)
こちらは装丁を担当した一冊。
日本語研究の書籍です。
外国人にとって敷居の高い「漢字かな交じり文」とローマ字表記を第二の表記として併用する可能性・必要性について専門家が考察した本です。
観光客などを対象としたテーマなので、日本の名所を表したイラストを画像サイトでみつけて採用しました。
まあ確かに観光で来日した人に漢字読めといっても無理ですよね。
災害とか緊急時も困るし…
ローマ字も併記するのは悪くないのでは。
2017年10月16日月曜日
『三遊亭円朝と民衆世界』
こちらは夏に刊行の
須田努=著『三遊亭円朝と民衆世界』(有志舎)
カバーまわりを担当しました。
カバーの画像は「真景累ヶ淵」の幽霊絵(大正期の新聞広告に使われた画像)です。
和紙の画像を下に敷きました。
日本経済新聞、赤旗、朝日新聞の書評欄に取り上げられました。
朝日ではサンキュー・タツオさんが書いています。
〈歴史学、とくに民衆史という観点から円朝に切り込んだ点が新しい〉
〈メディアのなかで、民衆と政府やスポンサーといった「顧客」が望むものを提供し続け、自己実現を果たしていく円朝の姿に、穏やかな気持ちではいられない〉
・カバー:ミセスB スムース-F/スーパーホワイト
・オ ビ:NTラシャ/スノーホワイト
・表 紙:タント/L-70(青)
・見返し:NTラシャ/ベージュ
・別丁扉:アラベール/ナチュラル
2017年10月12日木曜日
『世界正義の時代』
少し前になりますがこちらは春に刊行されたもので
マリー・ドゥリュ=ベラ=著、=翻訳、解題:井上彰林昌宏
『世界正義の時代 格差削減をあきらめない』(吉田書店)
装丁を担当しました。
細い明朝体のタイトルとゴールド(風)の縦オビで構成しました。
カバーにサガンGAという少しエンボスのある用紙を使っているのですが
ニス加工をするとゴールド風の部分の光り方が、ちょっと本当のゴールドに見えて…
・カバー:サガンGA/プラチナホワイト
・オ ビ:トーンF/WG3
・見返し:ビオトープGA-FS/イエローオーカー
2017年10月10日火曜日
『なぞって描く 癒しの仏像』
はやくも10月になってしまいました。
今年中盤からの仕事をアップしていきます。
田中ひろみ=著『なぞって描く 癒しの仏像 〜厳選! とっておきのかわいい仏像38選〜』(COSMIC MOOK)
こちらはカバーまわりと中のデザインの一部、それに本文フォーマットを担当しました。
田中ひろみさんの仏像なぞり絵の本は好評のためすでに3冊出ていて、こちらは4冊目ということで「かわいい仏像」という違った切り口で制作したものです。
童顔だったりぽっちゃりしていたり、ユニークな造形だったりなど、田中さんが胸がキューンときた仏像を集めています。
こんなかんじでうさぎを抱いていたりとか
おもしろいポーズの仏像が掲載されています。
仏像の基礎知識もあります。
これで仏像の種類を初めて知りました…
子供のころはあまり興味が持てなかったそうです。
しかしその後、仏像LOVEになり仏像関連の仕事をするようになった経緯がマンガで載っています。
メジャーな仏像を制覇した人も、仏像にあまり興味がない人も
この本でかわいい仏像をなぞってみてはいかがでしょうか。
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