2012年9月24日月曜日

『まるごと一冊! 東京の地名の由来』


こちらは装丁を担当した、刊行されたばかりの
浅井建爾=監修『まるごと一冊! 東京の地名の由来』(自由国民社)です。

タイトル通り東京の地名の由来について書かれた本。
地名のトリビアだけではなく、付近の見所や、地名の由来にちなんだ場所の案内が載っています。

中高年の男性中心の「歴史マニア」向けではなく、散策を楽しみながら歴史に親しむライトユーザー(?)層に向けた作りです。散策の途中でも見やすく明るい本文レイアウト地名ごとに細かく分かれ、地図や写真も豊富です。(今回、本文デザインは担当ではありません)
さわりだけ書かれている地名の由来も多いですが、そのほうが気軽に読めていいです。
詳しく知りたくなったら調べる方法はいくらでもあるし。

すごいと思ったのは、東京のすべての市町村のことが書かれていること。
23区や多摩地域だけでなく、小笠原など島についても載っています。

自分の街の近くのことも早速見てみました。
三軒茶屋の由来は有名なので特に驚きはないのですが、用賀は「ヨガ」から、代田は「ダイダラボッチ」と関係しているとは!

そのほか難読の地名など、地理や地名に関するコラムもあって楽しめます。




装丁も歴史マニア向けの重厚さは排し、女性も手に取りやすい明るい雰囲気に仕上げました。
「東京」といえば…ということで浅草寺の写真をカバーに使用。
東京タワーというのもいいのですが、スカイツリーができましたからね…
オビは付けずにキャッチコピーなどはカバーに刷り込みました。

東京に住む人にはもちろん、地名にちょっとだけ興味のある人にも楽しめる本です。
散歩のお供にぜひどうぞ!


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